ことから:秋の自然と「ことば」の成長

こんにちは、言語聴覚士です。
日が落ちるのが早くなり、肌寒さを感じるようになりましたね。
秋は子どもたちの「ことばの芽」をぐんと伸ばすチャンスの季節です✨
落ち葉やどんぐり、虫の声など、秋には五感を刺激する発見がたくさんあります。
「カサカサって音がするね」「まるいどんぐり見つけたよ!」など、
おうちの方との何気ない会話が、子どもたちの語彙を豊かに育てていきます♪
ことばの教室でも、幼児さんは絵本を使いながら、「おおきい・ちいさい」「まるい・ながい」などの形容語を使う練習や、「赤い葉っぱ」「ながい枝」などの形容詞+名詞の組み合わせを使い、ことばの広がりと発音の明瞭さを育てています。
小学生のお友だちは、図鑑などを使用して、「秋といえば?」をテーマに、目で見たものや、頭の中で想像する秋に関係のある言葉を使いながら、自分の感じたことをことばで表す練習をしています。
また、STとの会話の中で、「さわやか」「しっとり」「あたたかい」などの感覚的な表現も学びながら、作文や会話の中で使えるようにサポートするなど、“ことばで季節を感じる”経験を通して、語彙と表現力の両方を育てています。
子供たちの「見る」「触れる」「話す」「聞く」
そのすべてが、ことばの種まきになります🌱
ことばの教室では、こうした日常の経験をもとに、
お子さん一人ひとりのペースに合わせたことばの理解と表現の支援を行い、
ことばの世界を一緒に広げるお手伝いをしています☺️✨