ことから:見て覚える?聞いて覚える?
こんにちは ことばの教室、言語聴覚士です🌸 暖かくなる日が多くなり、外遊びやお散歩に最適な季節になりましたね🛝 ここあーる・そえるのお友だちは、いつでもどこでも元気いっぱいです!
さて、今回は「認知特性」と「ことばの発達」の関係について、 わかりやすくお話ししたいと思います。
「認知特性(にんちとくせい)」とは、ものごとをどのように捉えたり、 考えたり、覚えたりするのか“その子らしい脳の使い方”のことです。 例えば… ◇目で見て覚えるのが得意な子(視覚優位) ◇耳で聞いて覚えるのが得意な子(聴覚優位) ◇実際に触ったり、体を動かしたりして覚えるのが得意な子(体性感覚優位) ◇じっくり考えてから行動するのが得意な子 ◇直感的にパッと理解するのが得意な子 など、色々なタイプがあり、一人ひとりに得意な情報の取り入れ方があるのです。
実は、この認知特性が「ことばの発達」にも深く結びついています。 例えば…
・絵本やイラストを見ながら言葉を覚えたり、文字を認識したりするのが得意
・大人の話す言葉を良く聞いて真似したり、歌を歌ったりするのが好き
・遊びの中で物の名前を覚えたり、ジャスチャーと一緒に言葉を理解したりすることが多い
もちろん、すべてのお子さんに一つの特性が当てはまるわけではありません。 色々な特性を併せ持っているお子さんもいます。
ことばの教室では、子どもの反応を見ながら、 「この子はどのようにアプローチするとわかりやすく、楽しく学ぶことが できるかな」と考え、色々なアプローチ方法を試しています。
日常生活の中でも、「どんな遊びが好きかな?」「どんな言葉かけに反応しやすいかな?」「好きな本は?」などの点からお子さんを観察してみると、「うちの子は、もしかしたら○○タイプかも…」という気づきがあるかもしれませんね🤗